営業ツールだったり社会人のマナーだったりで大切な名刺。
みなさん、会社の名刺はお持ちですか?
テレワークやオンライン商談などが広がっているので、名刺の出番は減っているかもしれませんが、大多数の会社人は自分の名刺を持っていると思います。
私自身は小規模企業に勤めています。
そして、直接クライアントに面と向かって会うことの少ない仕事ですが、それでも名刺は持っています。
大企業だと人が多いので、名刺に社員のこだわりを反映することはできないでしょう。
でも、中小企業、特に小規模企業なら人数が少ない分、こだわりの名刺を作ることができるかもしれませんよね。
名刺も立派な営業マンです。
インパクトがある名刺を作って損はないと思います。
Contents
インパクトがある名刺を作る方法
名刺の印象を決める要素はたった2つです。
名刺の印象を決める2つの要素
- 名刺のデザイン
- 名刺の紙
両方こだわってもいいですが、名刺のデザインって、出来ることが限られていると思うので、個人的には「名刺の紙」にこだわる方をオススメしたいです。
名刺のデザインにこだわる
まずは名刺のデザインについて考えてみましょう。
名刺では、自分が何者かを相手に伝えなければなりません。
そして、必要なときに相手から連絡してもらうための情報が必要ですよね。
さらに、あわよくば、自身や自社が何をしているのか伝えたいものです。
すると、名刺に最低限必要な要素として以下が出てきます。
名刺に最低限必要な要素
社名
氏名
部署や役職
会社の住所や電話番号、メールアドレス
読み易い文字サイズや余白のことを考慮すると、これだけで名刺の片面はそこそこ埋まります。
でも名刺は表と裏の二面ありますよね。
両面を活用すれば、より多くの情報を入れることができます。
追加で名刺に載せる情報の例
- 会社のホームページURL
- キャッチコピー、サービス紹介
- 許可番号
- 事業内容、営業品目
- 保有資格
- 支店情報、支社情報
- 営業時間、定休日 …などなど
他にも、出身地や出身校、趣味・特技など、名刺交換で話の取っ掛かりにできそうな情報を入れている人も居ますね。
それに、SkypeやChatworkのID、Facebook・Twitter・LINEなどのSNSアカウントを名刺に入れている人も見かけます。
最低限の情報はさておき、追加で名刺に載せたい情報は結構沢山あるんじゃないでしょうか。
考え出すと、アレもコレも名刺に載せたい!となりがちですが、決して欲張ってはいけません。
名刺は手のひらサイズです。PowerPointやWordの資料じゃありません。
また、見易い名刺にしたいと思うなら、余白も必要です。
それに、通常は紙の端まで文字は印字できません。
名刺に載せたい情報が沢山ある場合は、優先順位を付けて整理するのをオススメします。
何をもって「格好いい名刺」「オシャレな名刺」とするかは、その人の好みもあると思いますが、文字情報でぎゅうぎゅうの名刺が見づらいのは間違いありません。
ときどき、「外国の名刺のように、スッキリしててスタイリッシュなデザインにしたい」と言う方がいます。
もちろん日本の名刺でもできますが、条件があります。名刺に載せる情報を最小限にしなくてはなりません。
スッキリしてて素敵な名刺にするためには、余白が必要です。
つまり、「支店情報と事業内容と許可番号とホームページのQRコードも載せて、裏は表に入れた情報の英語表記を載せて、デザインは外国風のシンプルでスタイリッシュな名刺にしたい!」という希望は叶いません。
また、色々な名刺のレイアウトを検討したい場合も、沢山情報を載せることは諦めましょう。
ある程度自由にレイアウトができる状態じゃないと、そんなに名刺のバリエーションなんて作れません。
自分で名刺を作る方法もありですが、悩むぐらいならデータ作成サービスのある印刷業者とか、デザインから作ってくれる専門業者にお願いしちゃいましょう。
業務時間は有限です。私は、なるべく本業に専念できるほうが良いと思います。
名刺の紙にこだわる
さて、冒頭にも触れましたが、個人的にオススメしたいのは名刺の紙にこだわる方です。
先に書いた通り、名刺のデザインは出来ることが限られます。
必要な情報を載せることやその情報を人に伝えるということを考えると、ある程度レイアウトに制限が掛かるからです。
最近はデジタル名刺やオンライン名刺交換の需要も高まってきていますが、大抵の人は印刷するでしょう。
名刺に限らず、印刷するものの良さは、様々な用紙を選べるという点だと思います。
同じ名刺デザインでも用紙が違うだけで印象が変わります。
デザインだけで「素敵な名刺ですね」と言われるのは難しいかもしれませんが、用紙の質感で魅力的・印象的な名刺にすることは出来ます。
また、名刺のデザインを自分で考えるのは難しくても、用紙は気に入ったものを選ぶだけです。
模様が入っていたり、メタリック調の加工がされていたりする用紙もあれば、白地の一般的な見た目ながら高級感漂う質感の用紙もあります。
大抵の印刷会社では用紙のサンプルを用意しているので、サンプルを取り寄せて事前に用紙の質感を確認できます。
ウェブサイトと異なり、紙で現物を作れるからこそ、こだわりの名刺を作るなら、ぜひ用紙にこだわってみてはいかがでしょうか。
名刺に使えるおすすめの用紙
仕事柄、私は日々の業務のなかで、印刷業者さんとも頻繁にやり取りをしています。また、手に取って見る名刺の数は、年間で500点は越えていると思います。(数えたことはないですが)
色々な会社の名刺を見てきたなかで、素敵だと思う用紙を紹介したいと思います。
同じ用紙を取り扱っている印刷業者は沢山ありますので、参考程度に各用紙に業者さんや販売ページのリンクを貼っておきます。(参照元:株式会社 竹尾さん/のぼり旗 グッズプロさん[Buyee > Yahoo!ショッピング > のぼり旗 グッズプロ]/株式会社桶屋さん/株式会社スーパープリントさん/ファイブフォーカス株式会社さん:順不同)
個人的な趣味も入っていますが、名刺にこだわりたい・名刺の雰囲気を変えたい方の参考になれば幸いです。
「紙」っぽさが素敵
「キラキラ感」がちょうど良い
あまり派手なのは…という人向け
どんな職種でも使い易い。普通の紙っぽいけど手触りはややしっとり。清潔感と信頼感のある雰囲気が素敵な用紙です。
印刷した後に、PP加工またはラミネート加工を施します。
ちなみに加工は艶ありか艶なしから選べたりしますが、「艶なし」をおすすめしたいです。艶なしだと、すべすべ&しっとり、なのにテカリなし!落ち着きのある上品でとても素敵な仕上がりになります。
あと、加工のおかげで、普通の名刺より丈夫なのも良いところ。ちょっとした水滴や湿気も怖くありません。
試してみて損はないと思います。
名刺のデザインも印刷も頼めるサービス
さて、最後に、名刺のデザインも印刷も頼めるサービスを3つ紹介します。
1:BUSINESS名刺印刷所
ひとつめは「BUSINESS名刺印刷所」さん。
テンプレートデザインも豊富ですが、名刺デザインのオーダーも可能です。
加工オプションにバーコがあるのも魅力的。
私は、こちらの印刷・加工サンプルを実際に見たことがありますが、とても上質な仕上がりでした。
名刺デザインのオーダーが出来るのはとても魅力的ですね。
名刺のテンプレートデザインを扱っているサービスは沢山ありますが、デザインをオーダーできるところは少ないので、オリジナルで名刺を作りたいなら、是非ご検討を。
2:corezo
1931年創業の株式会社山櫻さんがリリースされているサービスです。
名刺をはじめとする、会社に必要な印刷物をネット上で注文・管理することができます。
山櫻さんと言えば、紙製品の製造と販売の老舗。当然、紙の種類も豊富です。
corezo(コレッソ)自体は、名刺・封筒など、企業活動において必要な印刷物を、 ネット上で注文・管理することができるサービスですが、名刺のデザインも併せて依頼することができます。
デザインからお願いできて、しかも用紙と印刷は山櫻さんだから、仕上がりも期待できると思います。
使える機会があれば、私は是非利用してみたいサービスです。
ただ、管理ツールが元々だと思うので、小規模・中小企業にとって導入コストが見合うのか…という点は気になります。
社員数を増やしてから管理ツールを変えるのは大変なので、事業計画や会社規模に合わせて導入するには、とても魅力的なサービスではないでしょうか。
3:LOGO市
こちらはLOGO作成がメインのサービスですが、名刺のオリジナルデザインから印刷まで依頼することが可能です。
名刺だけではなく、ロゴも作りたい・作り変えたい方にはおすすめできるかと思います。
また、一回作った名刺の追加注文もできるし、ロゴからちゃんと担当者が付いてくれるようなので、「右も左も分からない!」という人にはピッタリのサービスかもしれません。
まとめ
名刺の印象を決める2つの要素
- 名刺のデザイン
- 名刺の紙
両方こだわってもいいですが、個人的には「名刺の紙」にこだわる方がオススメ。
何故なら、名刺のデザインって、出来ることが限られているから。
まず、名刺のデザインにこだわりたいなら、レイアウト余裕をもてるように、載せる情報を整理して優先順位を付けましょう。
そして、同じデザインでも用紙が違うだけで名刺の印象は変わります。
名刺のデザインを自分で考えるのは難しくても、用紙は気に入ったものを選ぶだけ。用紙の質感で魅力的・印象的な名刺にすることも十分可能です。
名刺のデザインから印刷まで出来るサービスもあるので、自社のやりたいことに応じて専門業者に頼むという選択肢も考えましょう。
名刺は営業マンだし、ブランディングに役立つツールです。
何百、何千人いる会社で名刺を一新するのは難しいし、社員の意見を反映した名刺にするのも難しいでしょう。
中小企業だからこそ取り組み易い部分かもしれません。また、大企業に比べると中小企業のネームバリューはどうしても劣ります。それ故にブランディングも重要です。
一度自社の名刺とその管理方法について考えてみては如何でしょうか。
中小企業こそインパクトのある名刺を作って損はないと思います。
以上、お読みいただきありがとうございました。何か少しでも参考になる点があれば幸いです。